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さようならが苦手な僕たちは。《旅の途中で》

この地へ辿り着き、初めましての仲間になった私達は、大陸を渡った先の景色を背にまた会おうねと涙で別れた。 モロッコで出逢い、モロッコで別れることを始めから知っていたのにどうしてこんなにも涙が出るのだろう。 寂しいから?悲しいから?温かい体温のあるこの涙は、感謝と愛がたくさん詰まったきみへの気持ちだった。 生きてきた場所も時間も交わらない

《4カ国目パリ》自分の肌で感じることで

この旅最後の国、フランスパリへ向かう飛行機の中。まだ夜が明けないバルセロナの明け方に指先が凍えそうに寒い。 空のグラデーションと月の真っさらな光に、ワクワクする気持ちが高ぶる。いよいよ、最後だ。 何をしよう。何を見よう。どんなことを感じよう。 バックパックは最初よりも重くなっているはずなのに肩にのしかかる重みはどんどん軽くなっているよ

眼差しと歴史の中に《3カ国目・スペイン》

今なら何でもできる気がする。そんな自信を蓄えてモロッコを後に向かったのは、船で渡るスペイン。 初めてこの地に足を踏み入れる自分の足音。空気も音も目に飛び込むもの全てが初めてで目を丸くして歩く。 ミハスに着くと真っ白い街が眩しいばかりに私たちを包み込む。日本にいるどこにでもいる女の子は自分の部屋のベッドの上でこの景色を本の中で見つけた。

見つめるものの先に。一緒に生きること。《モロッコ・サハラ砂漠》

ラクダに乗せてわたしの気持ちはどこへ向かうのだろう。身体を揺らしながら一歩一歩砂を沈める歩みと影を見つめる夕日。 地球のどこにいてもちっぽけなわたしは空と砂が無限に広がる砂漠に今、いる。 それがどういうことか。紛れもなく自分が踏み出した一歩が見せてくれた、景色だった。 今なら何でもできそうな気がする 高ければ高い壁の方が登ったとき気持ち

出逢えたことが、人生で最も美しい。《モロッコ・トドラ渓谷》

わたしが見たかった景色とこの国の人々に見せてもらった景色。どちらが綺麗だったかと問えばわたしは後者を選ぶだろう。 何層もの地層が重なりそびえ立つ渓谷。空に届けとばかりに高く圧倒的な渓谷を見上げては、自然とみんなに笑みが溢れるから地球が生きている鼓動を肌で感じることができた。 話す言葉も肌の色も、生活も何もかもが違うあなたと一緒に、 笑