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誰かに理解してもらうために心をすり減らすくらいなら

by みさとん

教室の一番後ろで
繰り広げた恋愛トーク...のはずが、

新橋の居酒屋で朝までしっぽり飲んでいるような雰囲気になってしまうのは、下級生のフレッシュさが眩しいだけが理由ではない気がした。



「うちらって変わってるね」そう笑いながら話せる人って、本当に希少な気がする。


仲がいいからって、自分を100%理解してもらうなんて無理だし、
私も大好きな人たちを100%理解できない。

分かってもらおうとしていなくても、
ただの事後報告でも、
反対されたり理解されないとやっぱり傷つく。

”気にしない。どうでもいい。”
そう思おうとしても、
やっぱりある程度距離の近い人だから話しているわけで。
もどかしい気持ちが残ったり分かってもらおうと熱く弁解したりしてしまう。


人が選んだ道に違和感を覚えたところで...自分に問いかける。


「何が正解なの?」


彼女の瞳がまっすぐなら、
私はそれが正解だと思った。
もし、彼女の瞳が悲しみで何も見えなくなっていたなら私は何て声をかけただろう。

”好き”という気持ちを
説明できる人がいれば、説明できない人もいる。
私はどちらかというと、説明できない人で。だからこそ理解をされにくいのかもしれない。

”自分の誰かに対する恋愛感情って、そもそも他人に理解してもらおうとすること自体間違ってるんじゃないか”

そう思えたのはいつ頃だったっけ。

その人の声や表情や話し方は、きっと彼女にしか見せないものもあって、
二人だけの空気感があって。
それを誰かにわかってもらおうとすること自体不可能な気がした。
それを誰かがわかった気になることも、傲慢な気がした。

誰からも応援される誰もが憧れるカップルだって、まだ旅の途中で。
そんな当たり前のことが、気を抜くと忘れ去られてしまう。
SNSでは幸せそうな写真しか載せないんだから、仕方ないのかもしれない。


誰かに理解してもらうために心をすり減らすくらいなら

もっと、
自分が好きになった人を自分を好きになってくれた人を、見つめてあげてほしい。

”そんなことはとっくに分かっている。”
そんな、まっすぐな瞳の彼女を見ていると、心地いい。


...新橋で飲み歩き、いつ行こうか。


みさとん
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