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わたしにできることと、もらった言葉。未来。

by みさとん

子どもから「先生!」と呼ばれる仕事。

一分一秒、目まぐるしく子どもに対応することは、本当に大変。


「勉強したくないんだもん...」と言って教室に入って来ない子。

トイレにダァーっと駆け込んだと思えば、水を流してイタズラする子。

「先生うざい!」と言い放つ子。


だけど私は、職場は変えどこの仕事に3年間携わって、今4年目になる。


昔は、やりがいとか幸せとかを前面に感じていたけど
今はもっと。落ち着いて子どもたちの目をじっくり見れるようになった。


”あぁ。この子どんな風に育つんだろう。
どんな大人になって、どんな風に顔つきが変わっていくんだろう。”


まっすぐで、
不安いっぱいの大きな瞳を見ていると
そんなことがふと頭をよぎる。

大丈夫かな。。心配だよ、先生は。


ある日。


「うわぁ~!先生負けちゃったよ~。」

子どもとオセロをしていて負けたわたし。
すると近くにいた子が、


「よくがんばったね〜。」

「負けるときもあるよ。」


他の遊びをしていたものだから、目も合わせず
何気なく私にその一言を放った。


「えっ?んっ?」
わたしは思わず聞き直した。


ニッコリ笑って
「ありがとう〜!うれしい!」を伝えながらも、心の中で呟いた。


”この子、こんな発言するんだ。”


”よくがんばったね~!”は、わたしがいつもかけている言葉だった。

こんなにもストレートにこの言葉をもらったのは久しぶりすぎて
嬉しかったのもあるけれど(子どもに言われて喜ぶ単純。


”あ。昨日にはなかった優しい一面。
ちょっぴりお兄さんな横顔。”


それに触れられたことが、
なにより嬉しかったのだと思う。


大きくなっても、
誰かが負けたときには、そうやって声をかけられる
自分が負けたときも、心でそう唱えられる

かっこいいお兄さんに、なってくれよ。


その大きくて不安げな瞳に、どんな未来が映るのか
先生にはわからないけれど。

どんな未来でも、
”よくがんばったね。”

そんな、
心の片隅に置いておいて欲しい言葉を、
丁寧に伝えていけたらいいな。


みさとん
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