LOG IN

”言葉は、相手のために”

by みさとん

”綺麗なところ。
一緒に綺麗になりたいところ。”
”笑顔 可能性 優しさ”


誰だったか。
もう名前も顔も思い出せないけれど。
朝まで知らない店で飲んでいたとき
始発が走り始めた東京のど真ん中でそう言ってきた人がいた。

会ったばかりでどこがそんなに気になるのかしっかり酔っぱらってる瞳を覗くと、意外にもやさしい色をしていたからものだから少し動揺した。


電車や信号待ちの人が無数で無機質な
この大嫌いな街で
心臓がどきっとピンク色に染まることはなかったけれど、さすがにその”言葉”にはどきりとした。


素直に、嬉しかった。
会ったばかりでも私の”綺麗”な部分は相手に伝わるものなんだということを生まれて初めて知ったからだ。

だれにでも、”綺麗”なところはあって
綺麗なものを綺麗なままに感じてくれる人が私の周りにはいることを思い出した。


私の良いところや好きなところを
ランチをしながら画面の向こうから電話の向こうからふと伝えてくれる人達がいる。そんな人たちに感謝を伝えながらいつも思う。


”綺麗だな。”


思っていることを相手に伝えられる時点で素敵なのにさらにその言葉で相手を幸せな気持ちにさせてしまうから”言葉”を自分らしく使える人は私の瞳に"綺麗"に、映る。


魅力的だ。

私もそんな人で、いたい。


”言葉は、
自分のためじゃなくて相手のため。”
贈り物のように、そっと。
優しく包んで渡してあげよう。


素直な気持ちを相手に伝えたいとき
照れくさいけど臆病な自分に勝ちたいときの
おまじない。


面と向かって渡すのが恥ずかしかったら、そっと靴箱へ入れるのもいいし花言葉にメッセージをたくすのもいいかもしれない。

相手の笑顔や嬉し涙はきっと
雲一つない空に浮かぶ溢れんばかりの満月のように、きみのこころを満たしてくれる。


相手を幸せに”すること”は難しくても
きみの気持ちのこもった一つ一つの言葉のプレゼントは相手を幸せな”気持ち”にする。

その積み重ねが、相手を幸せにすることに繋がるんじゃないかな。


大切な人を大切にする1つの方法かもしれない。


この先、失敗するたびに何度でも
”大切な人を大切にするのは難しい”と嘆くと思う。でも、それでも投げ出したくはない。


大切な人を大切にする優しい方法を、

一つ一つ見つけながら
歩いていきたいな。


みさとん
OTHER SNAPS