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足元の四つ葉のクローバー

by みさとん

見上げることが私のくせなら足元にある幸せにもふと視線を落とせる自分になりたいと思った。


見上げることは楽しい。色とりどりの観覧車のゴンドラに、自分はどれに乗って空に近づこうかと思いを馳せる。だけどなかなかゴンドラは自分に元へ降りてはこなくて

いいな。いいな。と思いながらいつまでも見上げてばかり。

世界一周がしたい。文章が上手くなりたい。カメラが上手になりたい。英語が話せるようになりたい。

何一つできていない自分に、”旅するキャリアアドバイザーになりたい”だなんて夢、叶えられるのだろうか。

”世界中の人の夢を聴きながら世界一周”なんて本当にできるのかな。


そんなことばかりが頭をよぎる。


毎日はほんの小さなことの積み重ねで、夢ではなく現実なのだ。それでも現実の先に夢が叶うというのなら、わたしは今選んだ道にも視線を落とす必要があると思った。

足元にある、四つ葉のクローバーに。


”ありがとう”を伝えられているだろうか。”ごめんね”は素直に言えているだろうか。"さようなら"の勇気は巡り巡って戻って来ることを忘れてはいないだろうか。


なにかあったの?と察してくれる、弱いところを見せてねと寄り添ってくれる、どんな感情をも受け止めてくれる、何も言わずとも安心していられる、そんな存在が私の周りにはたくさんいること。


ただいまと帰れば温かい肉じゃがが出てきて、大好きな香りの柔軟剤で洋服がたたんで置いてある。


好きな音楽はいつも側にあって言葉が綴りたいと思えばこうやってパソコンが開ける。

この赤いパスポートがあれば行きたいと思うほとんどの国に行ける日本に生まれたこと。


え?そんなこと?当たり前じゃん。


そこに視線を落とすことが足元の四つ葉のクローバーを見つけることなら、


幸せを見つけるって見上げてばかりではだめだね。夢は足元に宿る。点ではなく線の上だからこそ、わたしはあなたを大切にしたいと思ったんだよ。

あなたに幸あれ。見上げる観覧車と足元の四葉のクローバーに宿る、線の上の未来。


みさとん
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