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閉じ込めておきたい、全部を吸い込んで。

by みさとん

いつだったか。

血相を変えて駆け込んだ学校のキャリアセンターで、


『世界一周がしたいんです!』


そう言い放ったことがある。


就職活動をする時期、わたしは大真面目に就活も世界一周も同じ進路選択の中に組み込んでいた。

"働くこと"を楽しみたい上に"旅"もしたい。

でもそれは、わたしの頭をもやもやと渦巻くばかり。いつまで経っても卒業証書をもらった後の人生を上手く描けずにいた。

そんなとき、
"旅するWebライター古性のちさん"
のTwitterをたまたま拝見したわたしは、向こう見ずな勢いで必死な思いをぶつけるように相談をした。


迷っていること。悩んでいること。
それらに真剣に向き合っていること。


のちさんから返ってきた言葉はわたしのココロにすっと入ってきて優しく渦を巻いたあと、透明な自分を取り戻してくれた。


今やっていることは、
点ではなく線だということを
意識すること。
夢を叶えるために
足りないものは何か、
いつまでに叶えたいのか。
それを明確にすること。


のちさんから頂いたまっすぐな言葉をゆっくり自分の身体で咀嚼する。そうして一歩一歩自分の"好き"に素直になってみた。


『いつか』と思っていたモロッコへ足を運んでみたり、コトバを綴ることを始めてみたり。

そんな小さな一歩はわたしの中にふわりふわりと積み重なり、お陰様でわたしは今、心底自分の"好き"を愛せるようになった。


"何を噛みしめて歩むのか"
それを意識することが大事だと気づけたから。


そんな想いを、どうしても感謝を伝えたくて今日ある会場に足を運んだ。


旅することばと写真展

のちさんが世界一周中に撮られた写真がそのときのことばと一緒に展示されてある写真展だった。オレンジの電球が人が柔らかく笑顔になるのをふわっと包み込むとき、会場は何とも不思議な幸せが漂っていたように思う。この会場全部がのちさん自身を表しているようだった。


真っ青なシャウエン。
カラフルな東南アジア。
氷の眩しい海の世界。


そこにはわたしが旅に出るときと同じように、ドキドキワクワクするのちさんの気持ちとまっすぐに世界をとらえる言葉たちがそっと息をひそめるようにこっちを見ているようだった。

そうか。
のちさんも今のわたしと同じだったんだ。

夢を叶えて、今もなお自分の”好き”に素直に丁寧に歩み続けるのちさんは、ニコニコとわたしの話にも耳を傾けてくれた。

旅するキャリアアドバイザーになって、
いつか一緒に旅をしましょう。

のちさんとの約束を果たすために、わたしは今を歩むんだ。


繋がる場所と帰ってくる場所は、旅がつくってくれた。帰国してもなお、こうやって旅からの贈り物はずっと続いていくように思う。


ことばは間違いなく、誰かに届いているのだ。

今日の東京の空はやけに綺麗に見える。
わたしの想いは、ここから一歩ずつ。



*写真展の画像は古性のちさん(@nocci_84)から拝借したものです


みさとん
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