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久しぶりの、特権。

by みさとん

雨の音がする。
ベッドの中にいるとどうしてこんなにも雨の音が心地いいんだろう。

たまに聴きたくなる、流行りでも何でもない懐かしい曲を流してみる。

ベッドに頬っぺたくっつけて毛布を足に絡ませて、”きょうは一日部屋にいよう”そんな日に

シャワーを浴びてすっきりすると、ふと言葉が頭に浮かんだ。

”むかしの私といまの私はぜんぜん違う。”

天気だって毎日全然違うんだから、全く同じ日なんて一日もないんだから、私がどんどん変わっていってたとしてもこれっぽちも変じゃないか。


つい昨日まで思い出しては泣いていた人の声を聴いても、こころが揺さぶられなくなったこと。

その声で、”がんばろ”ってやる気スイッチが入ったこと。

むかし好きだった子に貰った手書きのメッセージを読み返したとき。

話をするうちに、だいすきなきみの表情が曇りから晴れに少しずつ変わっていくとき。

自分の得意なことで人の役にたてたとき。

感謝の言葉を、もらったとき。

それが自分の幸せだと気づいたとき。

幸せの形は変わっていくんだと、知ったとき。



昨日の私と今日の私は全然違うと、気づく。


その積み重ねは、久しぶりに会うきみへのサプライズ。


”大きくなったねぇ~”

小さい頃、親戚のおばさんに言われてはにかんでいた、あの嬉し恥ずかしい気持ちと似ている。


久しぶりに会うきみにはたくさん笑ってほしい。
もしも曇った表情をしていたら大きくなった自分でたくさん笑顔にしたい。



”さようなら”をしても、
遠くに住んでいても、
忙しくて予定が合わなくても、

”次会うときまでに。”

そんな気持ちで頑張れるのは、久しぶりに会いたい人がいるから。
会いたかったと言い合える、待っていてくれている人がいるから。


会えないの?ううん。会わないだけ。


本当に大事にしたいものは、側にあるから。
無意識でも忘れていても、絶対に手放していないから。

むかしと全然違う自分でも、大丈夫。


変わることを楽しむための

久しぶりの、特権。


みさとん
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