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海に、触れること。

by みさとん

海に触れると懐かしく静かな気持ちになれる。自分の全部を預けられる安心感にふわっと笑みが浮かぶ。海はきっと、自分の一部なんだなと感じるから何度でも触れたくなるんだ。


小学2年生のときの文集には、「将来はオリンピックで金メダルをとりたいです」とクネクネした平仮名で大真面目に書いたくらい1日の大半を泳いで過ごしていた。


そんなこともあって、
"地上にいるより水の中にいた方がほっとする。"
今ではそんなことを大真面目に言うくらいお母さんのお腹の中にいるみたいに心地いい、水に身を任せること。

それは大人になって気づいた自分の立ち戻る場所であり、大切な原点なんだ。


透明になりたい。ここでなら

太陽の光が当たって、透明な波はキラキラと光る。なんだか、宝石みたい。

静かで遠い波の音と、足元で遊ぶ小さな波。


ここでなら。

わたしは透明になれる気がした。
全部を流して海に戻りたい。
そして何度でも、打ち寄せたい。


きらきらした宝石が身体に触れるとき、ココロの欲求が素直に浮かんでくれる。

悲しかったり、嬉しかったり、忙しく移り変わる喜怒哀楽。もう面倒くさくて抱えきれなくて。それならいっそ、


素直に生きてしまえ。


最後は全部、海に返るのだから。


わたしの足を迎えに来てはさらっていく
 "何度でも何度でも"と、透明な波。


好きな海に溶けてしまいたい。


優しく包み込んでくれる波は、わたしの宝物だと気づく。生きていく中で自分の宝物を見つけていくこと。


それはまるで、

宝探し。


人はお母さんのお腹の中で大事なものを与えられ蓄え、生まれてくる。でも、”大事”ってなにか。それは生きていく中で自分で見つけていくんだ。いらないものを手放す勇気や新しい風に吹かれること。それは”大事”に気づく宝探しの旅。


でもね、忘れちゃいけないこと。


それは、宝はいつだって自分の中にあるということ。

外の世界で自分に気づく。それこそが大きくなるということなのかもしれないね。


あれもこれもはいらない。だって最初から両手いっぱい抱えて生まれてきてるんだから。それに、気づくだけ。


宝探しが、面倒くさくて怖くてでも楽しむことを諦められない自分と、一緒に。


足跡は、いつか海に返るのだから。


みさとん
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