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この世界に満ち溢れているもの。

by みさとん

プールで、一人泳ぐ。

キラキラ光る水に、頭まで潜って泳ぎ始めると何もかも考えなくて済むから心地がいい。青空の下で泳ぐって、こんなに気持ちいいものなのだと心でつぶやくけれど、それさえも風がさらっていく。



空を見る。



まばらに人がいるのに誰も音を発さない。言葉は何も役に立たないと語っているように青空と水と風は綺麗だった。

泳ぐことは呼吸をするのと同じくらい自然な行為で、本当は生まれたときから泳げたんじゃないかと錯覚を起こした。

もやもやは晴れないから、

高校生の時に映画館で観たある映画を、久しぶりに一人部屋で観た。





”月の光が眩しいひとだって
いるんですよ。”





”奇跡とは、日常ですね。”






この言葉は、私の心に残り続け、今も私を救う。

手紙を書きたくなった。
一緒にこの映画を観に行った、友達へ


”手紙を書きます。”

から始まる手紙は、

”生きていくって、綺麗だね。”

の言葉で締めくくった。


悲しい出来事は、突然にやってきて
苦しんで嘆いて、もうしゃがみこんだら動けなくなるくらい、世界は私を突き放す。

それでも、

私は 人が 好きです。

失うことを怖がることは
悪いことじゃないけれど、

怖がって、

誰かを大切に想うことや
愛すことから逃げるのは、

自分にも、相手にも、世界にも、命にも、
失礼だなと思いました。

これがわたしの、答えだと気づけたのはこうしてたまに大事なことをしたためる相手がいてくれるから。



だから思ったんだ。

生きていくって、綺麗だね。



私から湧いてきた感情は、愛だった。また人を愛したい。これからも人を、想いたい。


毎日はこんなに、綺麗だよ。


みさとん
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