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着物の柄と大人の女性

by みさとん

成人式。
淡いピンク色の生地。和様の花が大きく散りばめられた柄。そして黒と金の帯を締めた振袖を選んだ二十歳の自分。

淡いピンクは、当時の自分の憧れだったのかもしれない。帯の色は、他人とは違う自分を表現したかったのかも。


あと半年後。
成人式から2年が経った卒業式に着る袴に、私はどんな柄と色の着物を選ぶのかな。


どんな時だって、笑って生きること。

それは今の自分が身に纏うことを決めた、着物に落とす大きな柄の一つ。


わたしがこれからありたい姿は自分自身を一枚一枚はがしていく行為に似ているかもしれない。


似合わなくなった着物をするすると脱いでは、裸になり自分の身体を見つめる。そうして今の自分に似合う色と柄の着物を再び身に纏う。


そうやって時間をかけて大人の女性というものになっていくのだとするならば、今のわたしはきっと、裸で自分の身体を見ている時期だ。



私は、どんな着物が似合う女性になりたいだろう。



何も身に纏っていない裸の自分。
とても無防備でどんな風にも変わっていける、変わっていってしまう今は、きっと何かの分岐点。


どんな時だって笑って生きる

それは、

古い自分を脱ぎ新しい自分になることを辞めないでいる

そんな生き方なのかもしれない。



ありがとうを伝え続けられること。
生きてるって素敵だなと思えること。
信じる勇気を持って前に進むこと。
愛が好きだと言い切れること。


そんな柄を、大きく着物に落としたい
裸の、自分。

みさとん
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