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自分の肌で感じることで《4カ国目パリ》

by みさとん

この旅最後の国、フランスパリへ向かう飛行機の中。まだ夜が明けないバルセロナの明け方に指先が凍えそうに寒い。

空のグラデーションと月の真っさらな光に、ワクワクする気持ちが高ぶる。
いよいよ、最後だ。

何をしよう。何を見よう。どんなことを感じよう。

バックパックは最初よりも重くなっているはずなのに肩にのしかかる重みはどんどん軽くなっているように思う。自ら笑いかけることに、徐々に慣れてきたかな。


パリに着く。
建物が立派なのは、街が華やかなのは、パリのおかげか観光客の盛り上げのせいか。街の体温に空洞があるように思うのは気のせいだろうか。人の体温をもっと感じたい。

写真からはわからない。その場所に行って初めて感じることがある。国をつくるのは人なんだと実感した日。


憧れのエッフェル塔を目の前にすると、自分の足でたどり着いたことに意味があるような気がして達成感は何倍にも膨らむ。


ひたすらに続く螺旋階段を登った後の凱旋門から眺めるパリは、綺麗に整った人と芸術にあふれる街だった。

宿で出会った子達と一緒に街を歩く。この旅で友達がどんどん増えていくぶんたくさんの笑顔を共有するね。一緒に冒険をすると別れが寂しくなるけど、別れが寂しいと思えるほどその人のことが好きになれたことが嬉しい。日本で会おうね。そう、私達には帰る場所があることに何度も安心する。


誰かと旅をして見えてきた景色。
どこへ行くかより誰と行くか
私の人生は、人と出会うことそのもの。それが綺麗と感じる、私の景色


旅をしていると、
ありがとうが溢れてくる
日本を想うと、
会いたい人が溢れてくる

世界は、そんな愛情だけでは回らないだろうか。

雨上がりのパリは、木漏れ日に街全体が包まれる

きみと旅をしたこと。
景色を見てご飯を食べて、泣き笑ったこと。
その全てが尊いことだと思う今の気持ちは、月日を重ねるごとに大きくなっていくような気がする


出会ってくれてありがとう
世界中のたった一人、きみと出会えた旅に、私はまた何度でも出たいと思った

帰国まであと数時間の飛行機の中で。


みさとん
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