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好きと伝えた一秒後。

by みさとん

大好きな人たちに出会う。大好きな人たちと思い出をつくる。大好きな人たちと過ごす時間の先の人間らしさの一つが”好き”と伝えることだと思う。


言葉で伝える。

好き。


季節の変わり目を肌で感じることしかできないように、その瞬間の幸せなふわりと羽が生えたような気持ちは、全身で"感じる"ことしかできない。


そう、人は言葉を感じることしかできないのだ。ずっとその場所に、そして永遠に留めておくことができない。


信頼していた人から裏切られた。好きだった人に振られた。自分の興味が他に移ってしまった。


その次の瞬間に、"好き"はきっと消えてしまうだろう。相手に対しての言葉も、自分が感じていた言葉も、消えてしまうもの。


そのとき放った言葉は本物でも、時とともに意味や価値や感情は、移り変わる。生きているのだ、全て。呼吸をする生ものだ。

次の瞬間に後悔をしても、季節の移り変わりを巻き戻せないように人の気持ちも移り変わる。


"好き"の1秒後が、
また同じ"好き"とは限らない。


だからこそ抱きしめて感じることしかできないのだ。今を生きるとは、そういうことかもしれない。


言葉とは感情であり、その人自身。


愛は、永遠じゃない。一瞬を繋ぎ合わせて永遠にするしかない。


新緑の葉が、どうして散り際に赤くそして黄色く、彩りを変えるのだろう。
季節の変わり目は残酷な程に綺麗だ。


いつか散り、土に降り立つまで赤く染まっていたいと思う。秋、紅葉に意味をつけて。


みさとん
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