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LALALANDと昔の愛に

by みさとん

LALALANDを、映画館で2回見た。

そしてこれから部屋で見ようとしている。

どうしてだか、この映画は昔の自分の愛を映しているようで、愛なんてそこには無かったことを無かったことにしたくないだけなのか、愛は確かにそこにあったと思いたいだけなのか

とにかく夢中にさせた人の名を心の中に響かせてはかき消すように鼓動を速くした。

それはほんの、1秒後に世界の色が変わって見える瞬間に似ている。目を閉じて、目を開けるその一秒とない間に、私はいつも彼の世界に引き込まれた。


恋愛と人生は別物ではない。人生の中に恋愛が組み込まれる。それはおそらく、人生を彩ってくれる一つの"豊かさ"として2人の人間が一緒にいることを選択するという現実に現れるからだろう。


わたしは、いや、わたしたちはきっと人生と恋愛を別のものとして考えていた。いや考えたかったのだ。夜が明けなければいいのに、なんて口が裂けても言えなかったし愛なんてものを手にしっかり握っていたかったしどこまでも行ける気がしていたそれは、いつの間にか刃物となって2人を切りつけた。

とめどなく流れる血は、人生はどこまでも続いていてそれは絶対に2人が混じ合うことがないことを胸に刻めと言われているかのようだった。


切ないくらいに綺麗な桜は、誰かの思いを秘めて咲くのだろうか。

シャボン玉に映る色鮮やかな世界は永遠ではない。ほんの少し触れただけで瞬く間に消えて無くなってしまう。跡形もなく、まるで最初からそんなものは無かったかのように。


いつか、は消える。
まるでそこに無かったかのように、跡形もなく。


みさとん
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