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言葉にならない景色を言葉にして届けたい。

by みさとん

地平線か、水平線か。

もしかしたらここは、地球の果てなのかそれとも他の惑星に迷い込んでしまったのかとさえ思ってしまう。


空も地も、雲や風さえも丸く私たちを包み込むように突き放すように存在するウユニ塩湖は、何色にも染まらないのにすべての色を吸い込んでしまったかのようなその透明さに、言葉にならないとはこのことだ。


レンズを通した先では四角く切り取ることしかできないからカメラを下ろして感じることにした。ずっとずっと先の柔らかい風に耳を澄ませてみる。


"本当に来たんだ、あのウユニ塩湖に"


この瞬間のためにいくつもの自分を抱きしめいくつもの自分を捨ててきた。

もし、将来子どもができたなら、自分の目で見て耳で聞いたことを一番大事にしなさいと言うだろう。

"綺麗"なんて言葉じゃ伝わらなくてこの景色を前にただ一人、受け止めるにはあまりに胸がいっぱいになる。


伝えたくても、伝えきれない


旅とはきっと、そういうもの。
人の気持ちとはきっと、そういうもの。


それでも伝えたいと思うのは愛のある証で、言葉が通じようが通じまいが価値観が違おうが同じだろうが伝えよう、理解しようとする気持ちはきっと海を越えきみをこの地へ運んでくれる。


風に乗せて届けられたら。


もうすぐ、日が沈む。


みさとん
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