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持て余した自分を今日も引き連れて

by みさとん

時差ボケが残っているからか、今日も早朝に目が覚めてしまった。ふかふかの自分だけのベットは冬の柔らかい太陽の匂いがする。

目覚ましが鳴る前に1日の準備をして電車に乗り4月から働く会社に向かう。数日前までサンダルに薄いTシャツなんて格好だったのにわざとらしいほどにしっかりと黒に身を包んでいた。

なんとも味気ない日常に目を瞑ってでも"今日"という日を瞼の裏に浮かべることができてしまうことにいつか本当に耐えられなくなったとき、わたしは海を渡った先に飛び出してしまうのだろうなと感じたことに肌がヒリヒリとする。

***

どうして肩と肩がくっつくくらいに隣り合ってイライラしながら電車に乗っているんだろう。そんなに焦ってどこへ行くの。どうしてコンビニの店員さんとは目も合わせず口も聞かずお釣りだけもらって去るんだろう。なんだか嫌な感じ。


無意識な動作にはたと気づいてしまった。日常が不自然に見えることに。


どうしてこんなにも、
この国の日常には笑顔が少ないのだろう


海を渡った先の世界は、あまりに自然な笑顔で頬を撫でてくれていたからか、やっぱり「当たり前」や「ふつう」なんてものはこの地球の隅々を探したって見つかりやしない、と何かを責めるように思った。


じゃあ、あの国はどうなんだろう。
どんな表情をして生きてるんだろう。


その国の人たちの表情を見ながら街を散歩するのが好きだ。
私たちはどう見られてる?
私はどうしたい?


それを探しにまた旅に出てもいいだろうか
スーツよりバックパックを背負っていたい。こんな自分を持て余して


みさとん
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