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本当のことを言ってもいいかな。

by みさとん

着込んだコートはふっと肩に馴染んでは自分の一部になっているかのように何事もなくそこにいてくれる。

春はもうすぐなのか、それともまだまだなのか。桜のつぼみに聞いてみたくなるどんよりと曇る昼下がり。

***

家族でも、友達でもないその子たちとの時間にもう早くも1年という月日が経とうとしていた。

そして桜が満開になる季節、
いよいよ”同期”として共に社会へ船出をする。


本当のことを言っていもいいかな。


鬱陶しいときもある。放っておいて欲しいときも。


それはきみの成長だったり些細なキラキラした部分。それを素直に喜べない素直にありがとうと言えない自分の一部が生きていることにも戸惑う。
そうかと思えば
まだ出会って間もないけれど、どこか昔からこんなふうに一緒になる予感があったかのような安心感に似た当たり前の空気が心地よかったり。


なんとも面倒くさくて照れくさくて大事にしたい関係にどうしたらいいのかわからないなんて気持ちをきみに伝えられないもどかしさも抱えて、今日もはにかみながらお疲れ様なんて言ってみる。


大人にも子供にもなれない距離をそっと閉まって、この大きな海へ大冒険に出掛ける。

きみの向かいたい方向は決まったかい?
途中まで一緒に行ってもいいかな?

まだまだ未熟ですとおでこに書いて自信なさげに会社へ向かうわたしとみんなのこれからの季節に。


みさとん
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