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自分らしさに目を伏せるか向き合うか、どうしようか。入社3ヶ月の今

by みさとん

 ピピピッ、ピピピッ。頭の中を突き抜ける目覚まし時計の音。薄っすらと目を開けるとガンガン身体を揺さぶる頭痛に襲われた。"会社行かなきゃ。"

身体を起こすも、なかなか動けない。「がんばりたいのに、がんばれない・・」小さく呟くと自分の中のキラキラとさらさらした大事なもの達がじわりじわりと朽ちていくのがわかる。喜びや悲しみのための笑顔と涙をあまり表に出さなかくなった自分にも、もうとっくに気づいていた。確実に死んでいく、自分。それに蓋をして毎日同じ電車に乗り同じビルの中に入り同じ台詞を喋り電話の向こう側の人に営業をかける自分に、いよいよ"やめて!"と身体が言っているようだ。体温計から見えた数字に、「休みます。」の五文字を打った親指で迷いなく送信ボタンを押した。

 毛布にくるまる。何も感じられなかったし何も考えられなかった。誰かに真剣に助けてと言っているようで全然頼れていなかったし吐き出せていなかったのだと思う。声に出ないドロドロとした疲れや反発や理不尽な物事を上手く処理できずにそのまま溜まりに溜まったあげく、いつのまにか私の一部を腐らせていた。

 やりたいことがあってこの会社に入った。今も選んだことを後悔していない。でも、ひとつだけ確実に気づいてしまったことがある。わたしは、旅するように空や風や雲を愛でる生活をしながら働きたい。自分がやっている仕事は100%誰かの心を温かくしていると確信が持てないと罪悪感を感じ苦しくなってしまう。それでも夢のためと真面目に働くから、最後は身体が動かなくなるまで頑張ってしまう。

こんな生活を続けてていいのだろうか。自分を殺して生きる時間は、死んでいるのと同じだしそんなものは私の人生ではない気がした。

 明日、会社に行こうかどうしようか。

どうやって、生きていこうか。

 いつものように呑気な風が心地いい。公園で見る青空と夕日に、私らしさってなんだっけ?その答えをちらりと見つけてしまった。自由な時に、ワクワクする。旅しているときの自分が一番好き。心底そう思うことを認めよう。

 

 どうしようか。

自分の心の声に目を背けもう少し頑張るか、それとも向き合って逃げるか。

「旅するキャリアアドバイザーになりたい」。そんな夢の叶え方の選択は、どちらも正解でどちらも前に進んでいる、そんな確信があればいいのに。

さぁどうしようか。

まだまだ、旅の途中。

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