LOG IN

私が心配をしたところでこの世界はなに一つ変わらないのなら

by みさとん

新しい生活がスタートした。

スーツに身を包んだ電車の中。
毎日新しいことをして毎日新しいことを言われて、毎日やってくる初めましてにぺこぺこと挨拶をするだけで精一杯の毎日に、やっときた土曜の朝はどろりとしたもので身体を覆われているようだった。


見えない未来に、これからどうしようかと考える間もないくらいの速さで進む今。雲の動きも風の匂いも夕日の繊細な模様も見れなくなってしまった毎日にココロが枯渇する。


心配だった


見失ってしまうんじゃないか。きみが大事にしたいもの、わたしが大事にしたいもの、全部が何かに吸い取られてしまうんじゃないか。

そんなふうに思うから、立ち止まりすとんっと自分のココロに立ち戻ってみる。


等身大で、この世界を
どんなふうに
生きていきたいのか。


毎日笑って過ごせればいい。
毎日きみとお腹が減ったねと笑いあえたらいい。
好きなカフェで弱音を溶かすように打ち明けあえたらいい。
どこか、一緒に行きませんか?そんな誘いを風に乗せて届けられたらいい。


成長も能力も、きっと「わたしがしたいこと」の上に積み上げていくもので決して誰かの期待に応えるために積み上げていくものじゃない。

世界をどんなふうに切り取ろうか。もっともっと世界をわたしの色でわたしの大きさで感じたい。そうやって今回の人生、旅するように生きるって決めたから。


狭い狭い部屋の中で蛍光灯の光だけを浴びて生きていくことが全てだと錯覚しそうになる毎日にちょっと待ったと言ってくれた空の色

どこに向かって歩いているのかは誰かに決められるものじゃないから。



この道を、歩く理由。


みさとん
OTHER SNAPS