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香りにのせて。きみの隣に

by みさとん

ふわりと香る彼の匂いが好きで一人で歩いている時ですらふわっとどこからかやってきてくれるから、くすぐったい気持ちになる。


最近のわたしといえば、
"こんなわたしなら認めてもらえるだろう"
そんないい子ちゃんになりきっては誰かの期待や誰かの視線を気にして毎日を"理想の自分"になるように描いていた。


泣くことも、笑うことも
ふてくされることも、嫌うことも


全部がわたしのかけがえのないピースなのに、誰かの型にハマろうとまるでのりやハサミでするように自分の形を変えていたみたい。

そんなことをしていたら、いつのまにか呼吸ができなくなって誰も見ていないところで涙が溢れて。そんな自分が恐かった。


苦しい。助けてほしい。


そんな声をきみに届けたら、いつのまにか隣にいてくれた。大好きなお寿司をニコニコしながら食べていつも通りにしていたら、いつも通りの笑顔で嬉しそうに話すきみがいて。

ありがとうと、気づかれないように、そっと甘えるように歩幅を合わせて駅まで歩いた。


今回の人生、どんなふうに生きようか。


全部は、いらない。
愛おしく思えるものだけを、
抱きしめていたい。


そんなふうに思うから、あとはそうやって生きればいいだけ。

そんなシンプルな想いにきみはいつまでも隣にいてくれるだろうか
なんて、旅するように生きると決めた自分の寂しさがちらりと覗く。

いつか、そっと届けよう。
届けたいまま。届けたい人に。


みさとん
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