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時の流れの絶望も。

by みさとん

わたしにとって2年という月日はあまりにリアリティーのある時の流れかもしれない。

自分が振袖に腕を通した日からちょうど2年が経つ。何件も何件も着物屋さんを回っては何着も納得がいくまで試着をして選んだ振袖。今考えるとどうしてそこまでこだわっていたんだろうと思ってしまうほどに、あの頃のわたしはピンク色の生地をよく好んだ。


この春、わたしはもう一度着物を着る。卒業式の袴だ。ものの30分で、決めた。何でもいいというわけではなかったがこだわる意味がそれほどなかったのかもしれない。濃い辛子色の黄色に和柄が入った深緑の袴を身につけて学生生活を締めくくることを決めた。


卒業式を想い選んだ時間
あんなにもよく好んだピンク色の生地を前に、もう着れないなとしみじみ思った。それが時の流れなのだろうし、自分の変化とも言えるのだろう。


着物はきっと、
その時々の自分を表す晴れ着なのだ。


時の流れと共に、わたしはどんな風に変わってきたのだろう。顔つきは、身体つきは、心は。

雨が降り山から水が流れ川ができゆったりと海へ帰るその途中途中は、土を削り盛られながら少しずつ少しずつ目には見えないスピードで、だが確かに景色は変わっていく。


それと同じなのだろうと思う。わたしは、どんな風に削られまた盛られたのだろう。


他人の目ではない、自分の目で。
自分の変化を感じられるような着物の似合う女性になっていきたいと思う。
早生まれのまだ21歳、自分。


みさとん
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